アインシュタイン 名言 : 菜食への想い【FMI Podcast ep.3】
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Friday Morning Inspiration Podcast ep.3「英語の名言、格言を理解しよう」
おはようございます、Soko です。皆さん、今週はいかがお過ごしですか?
今朝のテーマ:【アインシュタイン 名言】菜食への想い
今朝は、リスナー様からいただいたリクエストをもとに【アインシュタイン 名言】菜食への想いというテーマでお送りします。
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今朝は、リスナー様からいただいたリクエストをもとに
【アインシュタイン 名言】菜食への想い、というテーマでお送りします。
聴いてみてね。😊
— SokoPhD (@PhSoko) September 3, 2020
このリクエストはヒデキさんからいただきました。ヒデキさんはオンラインヘルスコンサルタントをなされていて、日々有益なブログを更新されています。ありがとうございます。(ここからヒデキさんのブログへ)
今朝のインスピレーション
さて、今朝のinspirationはどこから引き出していきましょうか?
ドイツ生まれの理論物理学者であり、1921年のノーベル物理学賞を受賞された、アルベルト• アインシュタインの名言を解説して、皆さんにinspiration をお届けします。
アインシュタインの有名な名言は皆さんよくご存知かと思いますが、今回ヒデキさんからご紹介いただいた名言はあまり知られていないのではないかと思います。
とは言いましても、この名言はベジタリアン、もしくは菜食主義の食生活を軸にされている方々には馴染みのある名言なのではないでしょうか。私もそのうちの一人です。
それでは読んでいきましょう。
It is my view that the vegetarian manner of living, by its purely physical effect on the human temperament, would most beneficially influence the lot of mankind.
Source: Translation of letter to Hermann Huth, December 27, 1930. Einstein Archive 46-756
この一文の中に、アインシュタインの菜食への想いがぎっしり詰まっているようです。
この文章をググっていきますと、直訳された日本語訳が見つかります。そちらをちょっとご紹介します。
「菜食がもたらす情緒面での変化並びに浄化は、人類に対して非常に多くの利益をもたらすと考えます。」
この直訳は決して間違いではありませんし、実際アインシュタイン もそんな想いを伝えたかったのかもしれません。
しかし、私はもう少し比喩的な解釈をしていきたいと思います。もう一度、名言を読んで, 訳してみましょう。
It is my view that the vegetarian manner of living, by its purely physical effect on the human temperament, would most beneficially influence the lot of mankind.
菜食を軸にした生活を送ること、つまり健康がもたらす精神への影響を知ること、それは最も効果的に多くの人に幸福(有益)を与えられることが出来るでしょう。
ここで、コンマで区切られている部分に分けて解説していきます。まずは真ん中のフレーズを抜くと、文章がわかりやすくなります。
こんな感じです。
It is my view that the vegetarian manner of living would most beneficially influence the lot of mankind.
この文章を訳すと、「菜食を軸にした生活を送ることは、最も効果的に多くの人に幸福(有益)を与えられることでしょう。」となります。これは理解しやすいですよね。
次に、真ん中のフレーズを解説します。
by its purely physical effect on the human temperament
このフレーズを訳すと、「人間の気質に与える肉体的、物理的影響を経験する事」となります。フレーズの終わり、「the human temperament」を人間の気質、と言い変えられますが、ここではあえて分かりやすく訳してみます。すると、このフレーズは「健康がもたらす精神への影響を知ること」と言ってもいいですね。
全訳を見てみましょう。
菜食を軸にした生活を送ること、つまり健康がもたらす精神への影響を知ること、それは最も効果的に多くの人に幸福(有益)を与えられることが出来るでしょう。
アインシュタインの菜食を軸にした生活への想い、いかがですか?
ここでSoko の感想と追記をシェアします。
アインシュタイン の名言の訳を見ると「なるほど。でも、そんなに驚くほどのコンセプトではないかな。」って、思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
菜食を中心とした食生活を送れば、健康になる。
体の調子が整うことによって、精神も落ち着く。
その状態にあれば人は幸福を感じられる。🥰
頭ではわかっていても、実行と継続は難しい。だから人生って面白い。😆
— SokoPhD (@PhSoko) September 3, 2020
おそらく私たちはもうすでに、菜食を中心とした食生活を送れば、健康になる。体の調子が整うことによって、精神も落ち着く。その状態にあれば人は幸福を感じられるってことを頭では理解していると思います。そのような情報や資料、体験談は溢れていますよね。
私は、アインシュタイン はこの文章にもうひとつのメッセージを込めていたのかなって思います。
ここ数年、アメリカではベジタリアン(菜食主義)、ビィーガン(完全菜食主義)、ホールフードプラントベースダイエット(精進料理に最も近いダイエット)などへの関心が高まり、消費者の商品選択と購入行動が激変しています。
この背景には、次のような社会的問題を理由に、菜食を軸にした生活を送ろうという人が増えていることが挙げられます。
- 動物保護、動物愛護
- 健康維持、体質改善
- 環境保護グローバルな視点
- 環境保護ミクロな視点
- 人種差別
- 経済格差
その反面で、これらの社会的問題に向かう際、つい私たちは、「正しい、正しくない」、「良い、悪い」、といった論争をしてしまいます。
つい、感情的になってしまうのです。
そんな私達にアインシュタイン は、ただ「健康を実感してごらん」そのことによって「幸せを感じられるよ」って教えてくれているのではないでしょうか?
「正しい、正しくない」とか「良い、悪い」って、脳みそを一生懸命使って他人と言い争う前に、まず自分の健康と精神を整えなさい。まず、自分を大切に、幸せにすることに集中しなさい。一人一人のその努力が集まることで、人類を幸せに導いていける。
この名言の中に潜んだメッセージはここだと思います。
さて、今朝のアインシュタインの名言と私なりの解説、感想、追記はいかがでしたか?
Friday Morning Inspiration podcast では、リスナーの皆さんからの英語格言、名言リクエストをお待ちしています。
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あなたのお悩み、ご質問なども募集しています。例えば、今朝のテーマに沿ったものであれば「菜食を軸にした生活ってどんなもの?」とか、「菜食はダイエットにいいらしいけど、続けられるか自信がない」とか、気軽に問いかけてください。
そんな皆さんのお悩みや質問に寄り添った、格言、名言なども紹介し、解説をお届けします。
それでは、ワクワク出来る週末と次週を迎えてくださいね。今日一日が素敵な日になりますように。
That is all I have now. Talk to you next Friday. Bye!