プログラミング教育義務化の前に、プログラマーとIT企業の経営者の方々に知ってほしいこと。

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先日こんなツイートをしました。

今日はこれからのプログラミング教育について、ブログを書こう。義務教育になろうとする今、政府とビシネス会が腹を割った計画出さないと、第二の「みんなやってるピアノ教室とか、良い子の英語教室」の大量生産になるだけ!

これは決して、プログラミング教育義務化自体を否定している訳ではなくて、なぜ義務教育に入れるのかを明確にしてもらいたいのです。それから、ピアノ教室や英語教室を否定しているわけでもありません。どうかご承知ください。

ここでは「経済のグローバル化に勝ち残っていくには有能なプログラマーを育てるべきだ」では曖昧すぎると言っているのです。この曖昧さが、プログラミングお稽古ビジネスの大量生産で終わってしまう危険があるということです。確かに、国内の経済活性化に少しは役立つかもしれませんが、この思考と行動を繰り返していく限り、日本は世界の先進国から取り残されてしまいかねません。

数年前に行われた、第6回産業競争力会議で楽天の三木谷氏が提出した資料がプログラミング教育義務化にかなりの影響を与えたという記事も出ています。この資料では、インターネット・ICTを活用して「新結合」を生み出すための7つの提案をあげています。(4ページから引用)

  1. 「対面原則・書面交付原則の撤廃」基本法整備
  2. 「インターネット/ICT・アウトバーン構想」
  3.  通信・放送インフラ等のガラパゴス化の見直し
  4.  エンジニアの質・量ともにレベルを大幅にアップ
  5.  ベンチャー育成と海外企業の招致の促進
  6.  クラウド利用の促進
  7.  国家運営の高コスト構造の抜本的改善

前記のブログでは、6つ目の提案としてあげられた行政サービス(特に教育機関)のオンライン化とクラウドの活用性を、現在のアメリカの小学校で実践されている例をあげました。

今日のブログでは、4つ目のエンジニアの質・量ともにレベルを大幅にアップという提案を深掘りします。この提案がプログラミング教育義務化に強く反映されていることが伺えますね。

それでは実際に、企業が求めているプログラマーの需要が満たされるのは確かなのでしょうか?冒頭にも言いましたが、曖昧に「さあ、みんなで始めましょう!」では、国民が収める税金の無駄遣いになるかもしれません。

SokoPhD  さて、大まかではありますが、実際にできそうな事から始めて見てもいいのではないでしょうか? 義務教育機関への4つの提案です。

  1. プログラミングやコーディングの基礎、概念、応用(アプリケーション)などを英語、算数、図工、理科などの教材に入れていく
  2. 興味のある生徒、やる気のある生徒に加速型の授業を設ける(読書や自習時間、放課時間など利用)
  3. 部活動として(レゴリーグなど)、認定し支援する
  4. 課外学習、遠足、修学旅行などでIT産業の現場を訪れる

それでは、実際にどんなことができるのでしょうか?各事項について、サクッとお話しましょう。

1プログラミングやコーディングの基礎、概念、応用(アプリケーション)などを英語、算数、図工、理科などの教材に入れていく
アメリカのSTEM (技術科学、数学)教育は、multidisciplinary ー各専門知識を組み合わせた教え方に侵攻しつつあります。例えば、小学校三年生の先生は、分数を教えるのに、パッチワーク(もしくはキルト)に基づいた物語を読んでいます。その物語はアメリカの移民の歴史や宗教のあり方についても学ぶことができます。この小学校では決められた教科書がありません。先生が算数、社会、歴史などの知識を組み合わせ、生徒に各知識の関連性を持たせた授業を行います。プログラミングやコーディングの基礎、概念、応用(アプリケーション)の知識も他の教科と組み合わせた構成にすることで、「教えること、覚えることが増えた」という重圧感を軽減することができますよね。

2興味のある生徒、やる気のある生徒に加速型の授業を設ける(読書や自習時間、放課時間など利用)
そのままです。ある程度のプログラミングやコーディングについての紹介をした後は、「みんな一緒でなければならない!」ではなく、やってみたいとかやりたい子供達の好奇心と興味を援助してあげたいですね。ここで大切なのは、出来る子を引っ張ってくるのではなく、「やってみたい」の気持ちを育ててあげることが大事です。

3部活動として(レゴリーグなど)認定し、支援する
日本でのレゴリーグへの参加や大会への出場が増えてきたようですね。部活動に認定してもいいですよね。例えば、バスケット部や野球部が試合に行くのに支援会や地域のサポートが入りますね。プログラミングやコーディングのクラブや活動に理解や支援が集まるように、PTA を通して、IT企業や関連会社との関係を深めていくのもいいかもしれません。

4課外学習、遠足、修学旅行などでIT産業の現場を訪れる
プログラミングやコーディングを子供達が憧れるような職業として、現場を訪れるのは大切な事だと思います。IT企業で活躍されている方々に学校訪問をお願いするのもありですが、やはり、百聞は一見に如かず。ここで特に注意を図っていただきたい事は、女性や障害者の方々がプログラミングやコーディングの経験を語ってくれるような機会を子供達に与える事はとても重要だと思います。

まだまだ可能性は無限にあります。今日のところはここまでにしておきますね。

それではまた。

GE