学校入学はいつが良い? あなたは4月派、9月派?

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5月5日、子供の日です。小学生と中学生の子を持つ親として、思う事。

日本では学校の閉鎖中、これからの教育システムをどうするのか、何か対策はあるのかな? 

Cyberspace をさまよっていたら、「秋学期制度の導入を!」といった声が上がっていました。オンライン署名サイト「Change.org」から「Spring Once Again~日本全ての学校の入学時期を4月から9月へ!」を立ち上げ、その声は大阪市の公立高校3年、西野桃加さん(17)と中尾微々さん(18)から拡散されたようですね。このコンセプトに共鳴し、署名数はサイト設立4月19日から5月2日の終了までに23,624 まで集まったようです。

自分なりに少しリサーチをして、こんなのはいかがですかとツイートしました。

中田敦彦さんが9月入学生について、ご自身の意見をシェアしましたね。文科省に、これまで、「常識」とされている義務教育制度に高等教育のエンタープライズ、ビジネスを巻き込んで、βバージョンでこの際やってみて欲しいなあ。#中田敦彦のYouTube大学 #中田敦彦

ここで、「秋学期制度の導入を!」掲げた、西野さんと中尾さんの提案されたメリットを4つあげておきますね。

  1. 全国一律で8月末まで休校にすることで9月から平等な教育を受けられる可能性が高い
  2. 入試等もそれに準ずることで混乱を抑えることができる 
  3. 海外の学校と足並みを揃えることによる留学の推進 
  4. かけがえのない青春を取り返すことができる

良いですね。(道のりはかなり遠いかもですけど)それでは、何から始めたら良いのでしょう?

SokoPhD  行政サービス(特に教育機関)のオンライン化とクラウドの活用性を小学校校区まで充実させること。

これは、決して新しい考えを提案しているわけではなくて、このインフラストラクチャーが整わなければ、教育のイノベーションは難しい事だといっているのです。数年前に行われた、第6回産業競争力会議で楽天の三木谷氏が提出した資料をみると、このポイントはすでに政府に伝えられていることがわかります。

行政サービス(特に教育機関)のオンライン化とクラウドの活用性と言われても、ピンときません。

それでは、現在私の子供が通っている(もちろんリモートですよ)アイオワ州エイムス市にある小学校がどのように生徒達と繋がっているのかサクッとご紹介します。

  • 小学生各自がGoogle Classroom のアカウントを持っている
  • 先生が1週間単位で、宿題をGoogle Classroom にアップロードする
  • 自宅にPCがない場合、学校から貸し出ししている
  • 宿題は全てオンラインで提出できる

ここで大切なのは、この校区の小学生はGoogle Chrome (ノートパソコン)を一人一台ずつ与えられています。普段は教室で管理され、自宅に持ち帰ることはできませんが、休校中の現在は自宅にPCやタブレットがなく、宿題ができなければ貸してもらえます。

さらに、中学生、高校生は校区から配布されるGoogle Chrome を自宅に持ち帰ることが許可されています。教材は全てGoogle Classroom、もしくはその他のプラットフォームから生徒に与えられるため、教科書がありません。小学生や中学生は基本、教科書を持っていません。

この例を見ていただくと、なんとなく、「行政サービス(特に教育機関)のオンライン化とクラウドの活用性」が少しながら、見えて来ましたか。

さらに深掘りしますと、生徒一人一人がGoogle アカウントを所持しているので、個々の成績や宿題の提出率、内容の理解率をGoogle Analytics でクラスルームごと、学年ごと、小学校ごとに統計できることがわかります。教員側からの視点でいうと、オンライン教育で、どこが上手く教えることができていて、どこに難関があったのかという情報もアウトプットが可能です。

最後にここでもう一度、西野さんと中尾さんの掲げるメリットを振り返ってみましょう。

  1. 全国一律で8月末まで休校にすることで9月から平等な教育を受けられる可能性が高い
  2. 入試等もそれに準ずることで混乱を抑えることができる 
  3. 海外の学校と足並みを揃えることによる留学の推進 
  4. かけがえのない青春を取り返すことができる

私的にはとても良い考えだと思います。だからこそ、文科省に(早急に!)教育機関と制度のオンライン化とクラウドの活用性を小学校区まで充実させてください!と伝えたいです。βバージョンでも良いので、急速に進めてみる価値はあるのかもしれません。

まだまだこのテーマについてご紹介したいことはたくさんありますが、今日はこの辺で。

それではまた。

GE