元大学教授がブログを始めた3つの理由: 第1章 [全3章]
Mindfulness Style Thoughts Wellness
なんと、1ヶ月ぶりの投稿になってしまいました。やれやれ。
諦めずに、続けましょうか。
で、こんな自分がブログを始めた3つの理由をたどってみたら止まらなくなったので、今日は第1章だけに留めておきます。全景はこんな感じです。
- 大学教授からフリーランスへの移行 (第1章)「雇われる」ポジションから離れて、自分の生活を見つめたい
- Gratitude Expressionist になりきる(第2章)感謝を表現して送り続けたい
- 大学教授からクリエイターへの移行 (第3章)研究者としての経験を生かし、独自の作品(商品)を作りたい
それでは第1章、はじまり~。
1 大学教授からフリーランスへの移行 ~「雇われる」ポジションから離れて、自分の生活を見つめたい~
アメリカで教授というポジションで、収入とか社会地位とか、不自由のない生活を送っていました。
お金はあったけれど「雇われている」仕事であることには変わりなく、とにかく忙しかったです。
総額にして、1億円くらいの研究費を廻していたので、起きている時間はずーっと仕事のことが頭にあって、家のことは全てお金で解決しざるを得ない生活になっていきました。
その頃の様子をサクッと振り返ってみます。
小学生以下の子供二人は大学付属の幼稚園に一日預ける。家の掃除はヘルパーさん。庭の芝刈りも外注。しまいには食料調達も、スーパーが車で5分以内の距離にあるにも関わらず、ネットで注文し、そこから宅配してもらった。週3回の外食は当たり前。たまの週末は主人と食事に行くので、ベビーシッターに子供を預けて贅沢なディナー。ジムトレーニングをしつつも、仕事のストレスがあるので、週一の割合でマッサージに通う。
少なくとも月に2回は学会の発表などで出張。あまりに疲れていて飛行機の席をファーストクラスにアップグレードすることもしばしば。ファーストクラスならご飯も出るし、仮眠もできる。大きめの空港で待ち時間があるときはスパ(エステかな?)に入って、マッサージをしてもらった。
こうやって書き出して見ると、「ふざけないでください!」「みんなの憧れじゃあないですか!」、とお叱りの声が聞こえてきそうです。
とは言っても、子供と過ごす時間が減り続け、仕事のプレッシャーは増える一方でした。家にいても常に他人がいて、落ち着かない毎日。子供との時間があっても、生まれたときから他人に預けていたから、どうやって遊んで良いかわからない状態でした。周りからは「スタロビン先生」とか「スタロビン教授」と呼ばれ、これから伸びる研究者というレッテルを貼られている様な気がしていました。確かに、推薦状を書くとか、就職の斡旋をしてあげるとかは当たり前だったし、学術論文の出版審査とか、学会の発表審査にも多数関わっていたので、「媚を売ってくる」人はたくさんいました。そんな時、「もし教授のポジションを捨てたら、この人たちの態度はどうなるのかな?」と思い始めたのです。すると、こんな真実が見えてきました。
自分の生活が、他人とお金に支配されている。
あることをきっかけに「じゃあやーめた。」って、辞表を出しました。
その頃の事を語ったインタビューはこちら。(英語ですが、よろしかったらどうぞ)ここでは長くなってしまうので、またの機会に。
2016年からフリーランスになって、家計は半分になりました。(そのお陰で)自分を取り戻し、視野も広がりつつあります。新しいとこを学んでいくのが楽しくて仕方ないです。新しいお友達も増えています。
今、楽しい事、やりたいことがありすぎて、幸せです。
それでは、また。
GE